みなさんは試験勉強をする際に問題を解く人が多いと思いますが、学校や塾の先生に

「問題を解きなさい」

という指示を受けたり宿題に出ているから問題を解いているという生徒さんがあまりに多いです。ですから、

問題を解く
 ↓
答え合わせで○×を付ける

という手順しかとらない人が圧倒的です。しかし、これではただのクイズ大会をやっているだけです。


 試験勉強の本質は、「できないところ」を「できるようにする」ことであり、「できるところ」を増やすことによって正答数を増やして点数を稼げるようになるわけです。

 これを踏まえて考察すると、○×を付けて終わりにすることは、「できないところ」と「できるところ」を区別する作業でしかないということが分かってもらえると思います。試験勉強の本番は、○×を付けた後にあるといってもよいのです。 


 では具体的にどうすればよいのでしょうか?下の絵を見て考えてみましょう。

howtosovlequestions

 手順を説明します。

 最初に新しい単元を習って問題演習をして答え合わせをして、「できるところ」と「できないところ」を区別します(手順①)。教えてもらって分かって解いたとか、解説を読みながら解いて解けたというのは解けていないと扱ってください。

 次からが本番です。自分が間違えた問題をピックアップしてどこで間違えたのかあるいはどこが分からないかを分析します(手順②)。特に数学の計算問題などは間違えるクセというのがあります。例えばマイナスの分配法則の計算を間違える人は結構多いです。科目によってそういうことができない場合もありますが、数学や理科の計算問題では、自分の思考のクセを把握するのに大切な手順です。

 その後、自分なりにあるいは先生に助言をいただきながら、自分で洗い出した課題をどのように解決すべきかを考えます(手順③)。 解決策が適切かとか間違っているかとかはあまり深く考えなくてよいですが、点数が伸び悩んでいたり不得意科目はできるだけ先生の助言をいただくようにしましょう。その方が的外れな対策を立てずに済むと思います。

 そのように対処方法を練った後にもう一度間違えた問題を解いたり、別の新しい問題を解いたりして、対処方法が有効に機能するのかを検証していきます(手順④)。うまくいけば、その方法を体にしみこませるように同じタイプの問題を時間制限を設けて問題を解いていけばよいでしょうし、うまくいかなければまた手順の②に戻って考え直せばよいのです。
 

  ○×だけで勉強を終わらせてしまっていて成績が思うように上がらない人は、ぜひ手順②から④までを問題演習をする時の手順に加えてみてください。