今回は縄文時代についての勉強をしていきます。やっぱり最初は歴史の流れの確認です。

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 旧石器時代は寒い時代でしたが、地球全体が温かくなり、大陸と日本列島は分離し、日本列島にいた大型動物は次第に中小動物へと変わっていきました。

 温暖になり、食べられる植物を育てるようになり、人間が使う道具も変化を見せるようになります。


 さて、ここから一問一答をやってみましょう。

<問題>
  1. 世界最古の土器と言われ、表面に縄目の文様が付いた土器の名前を答えなさい。
  2. 日本において前問の土器が使われていた約1万6000年前から紀元前4世紀頃までの約1万数千年の間を、一般的に何時代と呼ぶか答えなさい。
  3. 海岸や水辺に、貝殻(かいがら)などの食べ物の残りかすを捨てた場所を何と呼ぶか。
  4. 地面を掘って床を作り、柱を立てて草ぶきの屋根をかけた当時の住居は何と呼ばれているか。
  5. 今から約5500年前に青森県で定住集落(ていじゅうしゅうらく)の跡が見つかった。この遺跡を何というか。
  6. 表面を磨いて作られた石器を何というか。
  7. 土器や前問の石器を使い、農耕(のうこう)や牧畜(ぼくちく)が始まった時代のことを一般的に何時代と呼んでいるか。
  8. 紀元前500年頃(縄文時代後期)に現在日本最古の水稲耕作が行われていたことが分かる遺跡(いせき)が佐賀県で発見された。この遺跡の名前を答えなさい。



<解答> 
  1. 縄文土器
  2. 縄文時代
  3. 貝塚
  4. 竪穴住居
  5. 三内丸山遺跡
  6. 磨製石器
  7. 新石器時代
  8. 菜畑遺跡

<解説>
 表面に縄目の文様が付いた土器が日本に出現します。話によると、世界最古の土器が日本で出土しています。これが縄文土器です。そして、縄文土器が主として使われていた時代のことを縄文時代と言います。約1万6000年前から紀元前4世紀頃までの約1万数千年間です。とても長い時間ですね。

縄文土器

 旧石器時代と異なり、縄文時代は暖かい時代ですから海面が下がります。そして貝や海産物を食べて生活します。その跡が今でも貝塚として残っています。

 そして川の近くの台地などに住み、竪穴住居(竪穴式住居)に住んでいました。これは、地面を円形や方形に掘って、その中に複数の柱を建てて梁や垂木をつなぎあわせて家の骨組みを作り、その上から土、葦(あし)などの植物で屋根を葺いた建物です。言葉だけでは何を言っているのかよく分からないと思いますので、写真を示します。

吉野ヶ里遺跡

 こういうのを学校でもらっているような資料集で確認しましょう。言葉だけで歴史の勉強をすることはできないといってもいいでしょう。記憶に残りませんから。それに試験でも写真を出されてこれは何時代ですか?という問題も出ますから、直接的にも試験対策になりますよ。資料集を宝物にしましょう。


 さて話を元に戻します。縄文時代の特徴について続きを話すと、前の回でこんな問題を出しましたが、覚えているでしょうか。
氷河時代が終わると、日本列島に存在していた樹木の特徴としてどのような変化が見られたか。

という問題に対して簡潔に答えれば、「針葉樹から広葉樹へ変わった」ことを取り上げました。日本列島に育っている植物が大きく変わっています。どんぐりなどの木の実などを食べるようになりますが、これをすりつぶしたり煮沸(しゃふつ)するための道具が必要になります。ここで発達したのが磨製石器(ませいせっき)です。旧石器時代に登場したのは打製石器(だせいせっき)でしたが、用途は獲物を仕留めるための武器のような使い方が主でした。ところが磨製石器は石を磨いてバラエティに富んだ用途で使われるようになりました。やっぱり気候が大きな影響を与えているのですね。このように磨製石器が使われ、農耕(のうこう)や牧畜(ぼくちく)が始まった時代のことを新石器時代(しんせっきじだい)と呼ぶこともあります。

 大きな流れを簡単に説明するとこのような感じです。解説していない設問もありますが、そこは各自で復習してみてください。