今日は飛鳥時代を大ざっぱに見ていきます。

 その前にやっぱり大きな視点から復習です。

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 飛鳥時代はどこに位置するのかを確認してから勉強を始めます。大きな視点を軽視して歴史の勉強を始めると、たちまち迷子になってしまいます。特に歴史が不得意だと思う人は、こういう大きな視点を持って、落下傘(らっかさん)で上から降りて細かいところに少しずつ入り込んでいくようなイメージで勉強していくとよいでしょう。

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 では飛鳥時代の全体構造を見ていくことにしますが、早速問題をやってみましょう。

 ここでは解いて正解できるかどうかというよりも、問題を解く行為で、その時代を思い出すきっかけにしてもらえれば...という思いから問題を解いてもらおうと考えました。

 それでは、グラシオ塾名物の歴史の並び替え問題をやってみてください。

<問題>
 次にかかげる人物について、「古い→新しい」の順に並び替えなさい。 

 ア 天智天皇 イ 聖徳太子 ウ 天武天皇
 

<解説>
 飛鳥時代というのは、大和朝廷が日本国内を治め、天皇を中心とした国家づくりを目指した時代です。時期としては、だいたい聖徳太子が推古天皇の摂政になられた593年から、都を現在の奈良県奈良市の平城京というところに都を移した710年頃までの100年ちょっとの期間だと考えればOKです。「摂政」とか難しい言葉が出てきましたが、 思い出せる人は思い出して、思い出せない人は今は「全体構造」ですから、細かいところは飛ばしてしまいましょう。試験にはよく出ますけど、あわてないことです。

 この間にどのような事件があったのかを簡単に見ます。

推古天皇と聖徳太子(摂政)と蘇我馬子(有力豪族)の3人が中心の政治が始まる
 (天皇中心の政治を目指す)

  ↓


聖徳太子が亡くなり、推古天皇が崩御(ほうぎょ: 天皇がお亡くなりになること)されると、蘇我氏の勢いが強くなる

  ↓


これを善しとしない中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と中臣鎌足(なかとみのかまたり)が天皇中心の政治を目指して大化の改新を実行する。

  ↓


大化の改新からしばらくして中大兄皇子は天智天皇として即位。チャイナ(唐)や朝鮮半島の国々からの脅威に立ち向かう(白村江の戦い(「はくすきのえのたたかい」または「はくそんこうのたたかい」という)

  ↓

天智天皇の死後、朝鮮半島とどのように接していくのかをめぐり、天智天皇の死後に皇位をだれが継ぐのかという争いとともに対立し、内乱が起こる(壬申の乱(じんしんのらん))

  ↓

内乱に勝利した大海人皇子(おおあまのおうじ)が天武天皇として即位し、再び天皇中心の政治を目指す
 とこのような感じになります。

 もちろん入試ではもっと細かい知識が出てきますが、今回は全体構造編ですから、大ざっぱでよいです。でも、これぐらいは何も見ずに説明できるようにしてください。これが今回の課題です。


<今日の課題>
 上で説明した流れを自分の言葉でスラスラ説明できるようにしなさい。


 試験の勉強の基本は、一度知識を手に入れたら、あとは「思い出す」ことから始めるのです。そして繰り返しましょう。これを最後まで続けるだけです。


 最後に解答を示しておきます。上の説明が分かれば、答えは簡単でしょう。

<解答>
 イ→ア→ウ