<問題>
  1. 地方公共団体が制定するある一定の地域にのみ適用される決まりのことを何というか。
  2. 憲法に定められているような基本的人権に反するような1.の決まりを作ることは可能か。








<解答>
  1. 条例
  2. 可能ではない。

<解説>
 今回は条例とは何かが説明できればOKです。

 条例(じょうれい)とは、地方公共団体が制定するある一定の地域にのみ適用される決まりのことをいいます。

 都道府県や市町村は条例を作る権限を持っていますが、内容にはもちろん限界があります。憲法に違反する内容の条例を作ることはできません。
第九十八条
  1. この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
 憲法は国の最高法規ですから、もちろんこれに違反する条例が許されるはずもありません。また、法令の執行にあたり条例がジャマになる場合、ジャマになる条例は作ってはいけません。そういう制限はありますが、基本的には自由です。


 それでは、条例はどのように作られる(改正される、廃止される)のでしょうか?高校入試では出ませんが、イメージを作ってもらえればOKです。

条例の制定手続

  1. 長(都道府県知事・市町村長)または議員が条例案を提出できる。また、住民も長に対して条例を作ってほしいと請求する権利があります(くわしくは次回!)。
  2. 議会で審議をします。条例の制定・改廃の議決は、議会の出席議員の過半数で決定されます。
  3. 議長より条例の送付を受けた場合において、再議その他の措置を講ずる必要がないと認めるときは、その日から20日以内にこれを公布します。
  4. 条例に特別の定めがある場合以外は、公布の日から起算して10日を経過した日から施行されます。
 赤字で強調した部分を押さえておけば問題ないです。

 地方公共団体には、その地域の中だけで適用される決まりごと、つまり条例を制定・改廃ができる権限があることを覚えておきましょう。