中学生のための社会科講座

高校入試対策や中学校の定期試験対策をしながら、社会で起こる様々な問題をいっしょに考えましょう。また、もう一度学びなおしたい高校生、大学生または社会人の方にも楽しんでいただける内容です。


カテゴリ: その他の教科

 この記事は、英語が不得意な卒業した中学3年生(新高1生)及び来年高校入試を受ける中学2年生(新中学3年生)に向けてのものです。


 独学で高校入試対策を向かえようと考えたり、高校での勉強に挑もうと考える皆さんにオススメの問題集が、灘中学校・灘高校で精力的にご活躍されている木村達哉先生の「ユメブン0 中学総復習~高校入門レベル」という参考書をオススメします。



 

 扱っている文法分野は以下の通りです。

  1. be動詞(現在)
  2. be動詞(現在)指示代名詞とThere is 構文
  3. 一般動詞(現在)
  4. 過去形
  5. 進行形
  6. 疑問詞①
  7. 疑問詞②・感嘆文・命令文
  8. 助動詞① will,can
  9. 助動詞 ② must, may, shall I , should
  10. 不定詞①基本用法
  11. 不定詞②さまざまな表現
  12. 動名詞
  13. 比較
  14. 受動態
  15. 現在完了形
  16. 分詞の形容詞的用法・Vingと過去分詞のまとめ
  17. 関係代名詞
  18. いろいろな文の形 
 いずれの分野も中学3年生までに学習する英文法の範囲です。新中学3年生の皆さんはまだなじみのない分野もあると思いますが、この1冊をやりこめば、英語の力を相当身につけることができます。


 この本は上の目次を見ていただいても分かるように全部で18ユニットから構成され、ユニットの中はさらに2部構成になっています。 ユニットの中の2部構成とは、各ユニットの学習内容が凝縮された暗唱例文の部分と各ユニットの学習内容を深めるために、さまざまな形で演習をする問題集の部分の構成になっています。そして、各ユニットは7ステップの構成になっており、1日ずつステップを踏んでいくと1週間で各ユニットの学習内容を攻略することができるという仕組みになっています。

 各ユニットのステップは次のような構成になっています。

暗唱例文の攻略ドリル(演習)
STEP1 発音確認&音読 暗唱例文の理解
STEP2 本を見ながらシャドーイング
(CDを聴きながら、それを追いかけるように音読する)
練習問題
STEP3 本を見ながらオーバーラッピング
(CDの音声を聴き、タイミングも発音も完璧に一致させるつもりで音読)
練習問題
STEP4 本を見ないでシャドーイング
(本を見ずにCDを聴き、数語遅れて同じように発音してみる)
部分英作文
STEP5 リード&ルックアップ
(CDを使わず、例文を読んで覚え、顔を上げて英語を口に出す)
リスニング
STEP6 バック・トランスレーション
(CDを使わず、日本語訳を見ながら英文を再現する)
英作文
STEP7 CDを使って暗唱チェック ファイナルテスト
特徴 ■暗唱例文でエッセンスを体に残す
運用レベルまで身に付けたい文法事項を暗唱例文に凝縮。付属CDを活用し、シャドーイング、オーバーラッピング、リード&ルックアップ、バック・トランスレーションなど、バリエーション豊かなタスクを通して暗唱するまで反復していきます。

 
■多技能ドリルで「使える」を目指す
暗唱例文に詰め込まれた文法事項をさまざまなタイプのドリルで演習。穴埋め、単語選択などの単純なドリルから始まり、部分英作文、リスニング、英作文など負荷の高いドリルをこなすことで、どんな場面で出会ってもすぐに理解でき、また発信の際の「引き出し」となるような文法力を身に付けます。

 ■CDは「日本語→英語」の順に収録
 CDには暗唱例文とリスニング問題の音声を収録。
 暗唱例文は「日本語→英語」の順に収録しているため、
 CDだけで暗唱のチェックをすることができます。

 各ステップを見ていただくと分かる通り、単なる英文法の問題集ではなく、英作文やリスニングの力も鍛えられるので、長文読解以外の英語力はこの本を何度もやり込めば、相当な力を付けることができます。この本の続編として、「ユメブン1 高校修了~大学入試レベル」もあるので、高校に入学すれば同じ手法で英語を学び続けることができます。


 目標としては、夏休み前までにこの本を1回転させましょう。 3月13日から始めれば、ステップを1日も休まずに1つずつ進めていけば夏休み前の週までに全部終わらせることができます。公立高校に通っている皆さんは、学校で習っていない文法分野もありますから、そういう人はユニット15まで終わらせればよいです。春休みに入ってから取り掛かっても夏休み前には間に合わせることができます。

 夏休みに入ったら夏休み中にもう1回転させ、今度は18ユニットまで全部終わらせてしまいましょう。そうすれば夏休みまでに中学校で習う文法範囲は全部終わらせることができますから、夏休み明けは過去問を中心とした問題演習に集中的に取り組むことができるわけです。


 ぜひ早いタイミングで英語を攻略してしまいませんか?この本を全部こなすのは相当なエネルギーが必要ですが、これをやり遂げると大きな自信が付きます。 鉄は熱いうちに打てではありませんが、これからやってやるぞ!!と決意を新たにしている今だからこそ決断をし、行動に移してみましょう!!



 

■ 正誤表
[URL] http://www.alc.co.jp/usersupport/7011087.html 

 高校入試も終わり、本屋さんには新年度用の教科書ガイドや問題集が並び始めました。


 教科書ガイドは、ちゃんと教科書出版社を確認してから購入するようにしてください。


 グラシオ塾のある岐阜県内で採用されている教科書の出版社は次の通りです。

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 別の記事で、教科書ガイドの上手な使い方などについては解説をしたいと思いますが、とりあえず一番ニーズの高そうな英語の教科書ガイドを以下に掲げておきます。


■ 岐阜地区、岐阜市地区、美濃地区、東濃地区=三省堂(ニュー・クラウン)

















■西濃地区、飛騨地区=東京書籍(ニュー・ホライズン)








 新年度からもう一度英語をやり直したいぞなどと考えている皆さんに有益な情報もこのブログで提供していきます。

 昨年末に面白い新書が出版されているので、受験を終えた数学に自信のある中学3年生に向けて紹介しようと思います。


 
 それは、永野裕之「中学生からの数学「超」入門 ─起源をたどれば思考がわかる」(筑摩書房)です。

はじめに

第1章 図形―幾何学
哲学は幾何学からはじまった 
パスカルの説得術について 
脅威のベストセラー『原論』の定義と公理 
情報を整理し活用する「分類」 
さまざまな視点―水平思考を磨く 
「良い形式」を身につける―証明の進め方(中2) 
「正しい推論」について 
証明の初歩―三角形の合同条件(中3) 
相似の問題演習 
中学数学の到達点―三平方の定理(中3) 
多くの定理が成立する美しい図形―円(中3) 
円の問題演習 
「逆を見る視点」を磨く―面積と長さ(中1) 
「立場を変えて見る視点」を磨く―三平方の定理の利用(中3)

第2章 数と式―代数学
西のギリシャ、東のインド 
1000年も受け入れられなかった「負の数」 
古代オリエントで産声を上げた「代数学」 
代数学の2人の「父」 
方程式を解くために必要なこと 
算数と数学の違い 
解の公式をめぐる数学の挑戦 
演繹的思考の功罪 
数を概念で捉える―負の数(中1) 
(-1)×(-1)=+1の理由 
見えなくても存在が認められた数―平方根(中3) 
『原論』にも通じる正しいプロセス―1次方程式(中1) 
代入法こそ未知数消去の王道―連立方程式(中2) 
中学数学で最難関の式変形に挑む―2次方程式(中3) 
モデル化の練習―方程式の応用(中1から中3)

第3章 関数―解析学
「変数」との出会い 
デカルトの「革命」―解析幾何学の誕生 
オイラーから始まった「解析学」 
関数は「函数」だった 
因果関係について 
1対1対応の使い方―「計算」の語源が「小石」である理由 
変数との出会い―関数(中1から中3) 
関数を調べる際の基本―変化の割合 
原因をつきとめる―関数の利用(中1から中3) 
変化を目撃する―関数とグラフ(中1から中3)

第4章 資料の活用―確率・統計学
確率論黎明期の論争① 
確率論黎明期の論争② 
確率論黎明期の論争③ 
「ラプラスの悪魔」について 
統計家は最もセクシーな職業? 
近代統計学の父 
ナイチンゲールと統計学 
ディーパーティーと推測統計 
ランダムの難しさと大切さ 
「同様に確からしいか」を確認する―確率(中2) 
データの特性をつかむ―資料の整理(中1) 
部分から全体を推し量る―標本調査(中3)

おわりに 
参考文献 
関連年表 

 中学3年間で学習する内容を「学年別」ではなく「分野別」に分けて、「数学の歴史」をとおして、数学を学ぶ意義を分かりやすく解説したのがこの本です。

 「数学の歴史」を勉強することは、高等学校に進学したとしてもあまりないし、大学で「数学史」を専攻する大学の先生も圧倒的に少数派であるのが現実です。つまり、「数学史」をこれからもあまり学習することなしに「数学」の勉強をすることになるわけです。そういう意味において、本書で中学校で学習する数学の分野を通して「数学史」が勉強できることは実に貴重なことだと言えます。


 「数学」の試験では、与えられた問題に解答を与えることが求められます。確かに正解を解答欄に書くことは大切ですが、学校や塾の授業や宿題などで行う問題演習をとおしてどのように役に立っているのか(どのような力が身に付いているのか)を改めて考えると、明確に答えられる人は意外に少ないのではないでしょうか。連立方程式を日常生活で使うこともないだろうし、買い物の時に因数分解を使って買い物をする人はまずいないだろうと思います。数学を通して何が身に付いているのかを知るにもこの本はよい書籍だと思います。


 この本には一部問題が載っていますが決して多くありません。載っている問題は、筆者がする「数学についてのハナシ」を分かりやすくするために載っているにすぎません。問題を解いて正解を出すことがこの本の本質ではありません。しかし、受験を終えた中学3年生の皆さんであれば挑戦して解いてもらいたいところです。その方が深くこの本を味わうことができると思います。


 
 ぜひ春休み中にこの本を手に取って、面白い数学の世界を味わってもらいたいと思います。 

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