中学生のための社会科講座

高校入試対策や中学校の定期試験対策をしながら、社会で起こる様々な問題をいっしょに考えましょう。また、もう一度学びなおしたい高校生、大学生または社会人の方にも楽しんでいただける内容です。


カテゴリ:歴史★ > 解法(並び替え問題)★

 社会の「歴史」が苦手だという人が特に苦手意識を感じてしまうのが、歴史のできごとを「並び替える」問題です。その上、最悪なのは、「並び替え」の問題は実力試験や入学試験ではほぼ絶対に1問は出題されます。ちなみに、グラシオ塾のある岐阜県の公立高校の入試問題を分析してみても、毎年1問は必ず出題されています。


 こういった問題に対応するためにはどのようにしたらよいのでしょうか?


 もし、歴史の年号を覚えることが得意だと言うのであれば教科書に登場する歴史の出来事の年号を片っ端から丸暗記するのも1つだと思いますが、決してよい勉強とは言えません。「並び替えの問題」や年号を答えさせる問題に対しては勉強の威力を発揮できますが、それ以外の問題に対してはあまり威力を発揮できません。


 今から述べるお話は、「並び替え問題」という特定の設問の対策というわけではなく、「高校入試対策」の「歴史」の勉強をするにあたって大切なお話でもあるので、きちんと理解するようにしてください。


 前回の続きをやりましょう。

 簡単に復習をすると、歴史の流れを上手につかむことができない場合は、まずは時代区分の名前と順番を正確に覚えることが大切だということを述べました。大丈夫でしょうか?もう一度確認をすると、

旧石器時代
縄文時代
弥生時代
古墳時代
飛鳥時代
奈良時代
平安時代
鎌倉時代
室町時代
安土桃山時代
江戸時代
明治時代
大正時代
昭和時代
平成時代

の順番ですね。頭文字をつなげて語呂合わせのようにして覚えるのもよし、替え歌を使って覚えるのもよし、とにかく頭の中に叩き込むことが大切です。

 

問題を自分の頭で考えて解いてみましょう。

次のア~ウは、第一次世界大戦中から大戦後にかけておきたできごとである。年代の古い順に並べ、付合で答えなさい。

ア ワシントン会議が開かれ、中国の独立と領土の安全を決めた。
イ 中国国内で、帝国主義の侵略に反対する五・四運動がおきた。
ウ 日本が、中国に二十一か条の要求を認めさせた。

[平成20年度岐阜県入試]
解答と解説は後日出します。


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