中学生のための社会科講座

高校入試対策や中学校の定期試験対策をしながら、社会で起こる様々な問題をいっしょに考えましょう。また、もう一度学びなおしたい高校生、大学生または社会人の方にも楽しんでいただける内容です。


カテゴリ:歴史★ > 解法(並び替え問題)★

 今回は並び替え問題を解いたうえで設問に答えるという形式の問題をやってみましょう。日本の歴史において活躍した女性がテーマの問題です。試験対策として、女性の歴史についてあれやこれやとまとめる必要はありません。教科書に出ている知識が頭に入っていれば解ける問題です。

 太郎君は、日本の歴史において活躍した女性について調べ、次の①から④までのようにまとめてみた。

  1. この女性は、将軍の妻であったが、夫やその後を継いだ息子があいついで亡くなって動揺する( )を、執権となった父や兄と共に支えた人物である。
  2. この女性は、( )を使って、貴族社会を舞台とする『源氏物語』を著したほか、日記や和歌なども残した人物である。
  3. この女性は、鬼道(呪術)を用いる不思議な力を持っており、弟の助けを受けて30余りの国々を治めたほか、( )に使いを送ったとされる人物である。
  4. この女性は、はじめての女性の天皇として即位すると、自分のおいを( )に任命して、政治・外交に手腕を発揮させたとされる人物である。

上の1.から4.の各文を時代の古い順に並べたとき、3番目に古い時代に関する文を選び、その文中の( )に入る言葉の説明として正しいものを、次のアからエのうちから1つ選べ。

ア これは、武士を中心とする政治の組織である
イ これは、天皇の代理として政治を行う人の役職である。
ウ これは、中国から伝えられた漢字をもとに作られた文字である。 
エ これは、当時は3つに分裂していた中国の王朝の1つである。

[平成28年国立高等専門学校入試問題]
 並び替えた後に空欄をうめるという問題ですね。

 それでは解答・解説編でお会いしましょう!

 

 それでは解答・解説編です。日本の歴史で活躍した女性についての歴史です。

 まずは問題を振り返ってみましょう!
 太郎君は、日本の歴史において活躍した女性について調べ、次の1.から4.までのようにまとめてみた。
  1. この女性は、将軍の妻であったが、夫やその後を継いだ息子があいついで亡くなって動揺する( )を、執権となった父や兄と共に支えた人物である。
  2. この女性は、( )を使って、貴族社会を舞台とする『源氏物語』を著したほか、日記や和歌なども残した人物である。
  3. この女性は、鬼道(呪術)を用いる不思議な力を持っており、弟の助けを受けて30余りの国々を治めたほか、( )に使いを送ったとされる人物である。
  4. この女性は、はじめての女性の天皇として即位すると、自分のおいを( )に任命して、政治・外交に手腕を発揮させたとされる人物である。

上の1.から4.の各文を時代の古い順に並べたとき、3番目に古い時代に関する文を選び、その文中の( )に入る言葉の説明として正しいものを、次のアからエのうちから1つ選べ。

ア これは、武士を中心とする政治の組織である
イ これは、天皇の代理として政治を行う人の役職である。
ウ これは、中国から伝えられた漢字をもとに作られた文字である。 
エ これは、当時は3つに分裂していた中国の王朝の1つである。

[平成28年国立高等専門学校入試問題]
 並び替えた後に空欄をうめるという問題ですね。




 

 それでは平成29年度岐阜県公立高校入試問題の並び替え問題を解きましょう。

 平成29年度の岐阜県公立高校の入試問題では並び替え問題が2題出題されていますが、いっしょに考えていきましょう。

「モンゴルの襲来は幕府の支配に影響をあたえた。その後、幕府は滅亡し、南北朝の動乱が起こった」ことについて、次のア~ウのことがらを、年代の古い順に並べ、符号で書きなさい。

ア 足利尊氏は、征夷大将軍に任命され、全国の武士をまとめようとした。
イ 幕府は、生活が苦しくなっていた御家人を救おうとして、永仁の徳政令を出した。
ウ 後醍醐天皇は、天皇中心の新しい政治(建武の新政)を始めた。

[平成29年度岐阜県公立高校1-5]
 

 解答・解説編は次回にお届けします。 

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